餃子チップス / 山菜の炊き込みごはん / 三つ葉とゆずのすまし汁 / バルサミコの漬けマグロ / 皮付き枝豆
黄人参のマスタードラぺ / そら豆のミニクリームコロッケ
一品一品、工夫を凝らした定食です。
時間をかけ
てじっくり味わいたい時に。
ゆず・そら豆・くるみ・塩・ふき・白米・わらび・ぜんまい・三つ葉・枝豆・玉ねぎ
三つ葉・バルサミコ・
マスタード・クリーム・黄人参・胡椒
餃子チップスは塩をパラっとかけてお召しあがりください。
クリームコロッケは、皮がサクサクの温かいうちが食べ頃ですが
揚げたてのクリームのやけどにご注意ください。
枝豆は塩加減を少し抑え、自然な色味と食感にこだわりました。三つ葉やゆず皮の香もご一緒にお楽しみください。
こんな音楽と一緒に・・・
“Breakfast” by Aaron Taylor, “Complicated” by Mac Miller, “Cantaloop" (Flip Fantasia) by Us3, “Complicated" by Mac Miller
「そもそも、餃子ってなんだろう?」
お肉のタネを白い皮が包んでいればいいのか、お肉じゃなくて野菜だけのタネはどうなのか
餃子の皮がないただのタネは餃子って呼んでいいのか...とかさ、どうなんだろうね!
こんな要領で、りさはいつも「そもそも」を問い続ける。難解な哲学的な思索を深めている、という風でもなく、とにかくサラッとポップに、考えることを楽しみ続ける人だ。
そんなりさの「そもそも論」に基づくと、餃子の皮をカラッと素揚げして塩をかけた状態が、
餃子の中で、最もシンプルで美味しい状態かもしれないと思った。
でも、ただシンプルなだけでなくて、意外なひねりを所々にしのばせたい。
クリームコロッケにはそら豆を入れてちょっと新しい味に、漬けマグロはアクセントにバルサミコ酢も加えてみる。しっかりと漬けたり、揚げたり、茹でたり。時間をかけて、途中で休憩も挟みながら、集中して作る。
あれをやっている間に、これを準備して、次はあれ。頭の中で手順を組み立てながらやるから、事前にしっかり準備しよう!
こうして出来上がった定食は、エドワードホッパーの窓際の絵に登場するような、澄んだ風が心地よい場がよく似合う。考えすぎたらごちゃごちゃとしてバランスを失いそうなところだけど、しっかりとした芯は失わない。
小さな問いと工夫を重ねるから、こういう世界観ができあがるんだろうな。
 この定食は、もしかしたら考えすぎたかもしれない。17時頃にいつもと違うクーラーボックスでキットを届け、定食が出来上がったのは、夜の21時前。調理自体には3時間ほどかかったそうだ。珍しいレシピで品数も多かったので、負担をかけてしまったな、とりさとのおしゃべりを通して思った。 
考えすぎてしまったのは、高校3年生の頃に出会ってから今まで、一緒に過ごした時間がそれだけ濃かったからだと思う。 りさには、最近見たYoutubeの話から仕事や進路の話、目に見えない世界の話まで、とにかく何でも話してきた。その中で、 なにか1つ印象的なエピソードをあげるのにも迷ってしまうほど、一見矛盾するような様々な種類の繊細さや大胆さ、熱さや冷静さを見てきた気がする。
作るうちに、そのうちどれを強調すべきかが分からなくなっていた。
それは、レシピ内のフローチャートにもよく現れている。漬けや揚げなどの様々な調理手法を使い、複数の料理を行ったり来たりしながら同時進行で調理する。
当時は、そのレシピの複雑さを「頭の中で複数のことを同時に考えられる『多重思考』の持ち主だ。」という風に説明したけれど、今思えば、選びきれないほどの要素が私の頭の中にあっただけなのかもしれない。 
レシピを作りながら、りさの味や世界観の一貫性や深みは一夜漬けでは作れないと思った。
それは多分、私たちの関係性も それだけじっくり築いてきた、ということだろう。
じんわりと変わり続けているりさらしさを、これからも変わらず、たくさん味わえ ますようにー!

トップに戻る | Back to Top